遺言
Testament
自筆証書遺言書
遺言書

自筆証書遺言

自筆証書遺言は、遺言者が自ら遺言の内容を書す遺言書で、紙とペンと印鑑があれば作成できるので費用もかからず、いつでも書けるなどの手軽さから数多く利用されています。
自筆証書遺言は手軽である反面、民法で定められた形式に沿って作成しないと遺言書として認められず、折角の遺言が無効となってしまう場合がありますので、自筆証書遺言を残したいとお考えの場合は、弁護士などの専門家に相談をし、遺言書の文案を作成してもらうか、自身で作成した遺言書をチェックしてもらう方が良いでしょう。

自筆証書遺言書作成の準備

自分で遺言書を作成される場合、または専門家に作成を依頼をされる場合にも準備が必要となります。
まず考えなくてはならないのが遺産相続対象の財産は何がどれだけあるのかをまずリストアップしてみましょう。
次に相続人が何人いるのか遺留分の対象者はそのうち誰と誰かをリスト化し、更に相続人との間柄でそれぞれの貢献度などを考慮し配分なども決めておき、どの相続人に何をどれだけ相続をさせるかを決めておきましょう。
また、相続財産の特定と相続人との関係を証明するための資料(戸籍謄本、住民票 不動産の登記簿謄本 固定資産の評価証明 財産目録など)も取揃えておく事をお勧めいたします。

自筆証書遺言書作成の費用

自筆証書遺言書の場合、作成するには紙代とボールペン代などの実費だけで特にこれといった費用は必要ありませんが、最近ではご自分で遺言書を作成される方用に専用のソフトウェアが販売されていますので、それを購入して利用される方は、そのソフト代ぐらいでしょうか。
その他の費用として家庭裁判所で検認する際に印紙代として800円が必要となります。

自筆証書遺言作成の注意点
遺言書


  遺言者山田 太郎は、本遺言書により次のとおり遺言をする。
 1. 遺言者は、妻山田 花子に対して次の遺産を相続させる。
  (1)土地 所 在  東京都文京区本郷5丁目9番11号
         地 番  1番114
         地 目  宅地
         地 積  87.13u
 
  (2)建物  所 在  東京都文京区本郷5丁目9番11号
          家屋番号 1番114
          構 造   木造瓦葺2階建
         床面積  1階 88・15平方メートル
                2階 79・31平方メートル
 
  (3)上記家屋内の家財・家具・現金その他一切の財産
 
  (4)遺言者の長男、山田 公一には、遺言者 山田 太郎名義で株式会社ゆうちょ銀行
     ○○支店にて有するすべての預金を相続させる。
 
  (5)遺言者は、この遺言の執行者として、次の者を指定する。
      住 所 東京都豊島区東池袋一丁目二二番六号
      弁護士 須田 啓介
     
     平成23年3月15日
     住 所  東京都文京区本郷5丁目9番11号    遺言者  山田 太郎   印

自筆証書遺言書のメリット・デメリット

自筆証書遺言書のメリット
  • いつでも自由に作成・修正が出来る。
  • 証人が不要。
  • 費用がかからない。
  • 遺言の内容を秘密にすることができる。
自筆証書遺言書のデメリット
  • ワープロやバソコンでの作成は無効。
  • 形式不備や内容が不明確な場合トラブルになりやすい。
  • 遺言書が発見されない恐れがある。
  • 紛失・偽造・変造・破棄・隠匿の可能性がある。
  • 遺言が無効になるおそれがある。
  • 家庭裁判所の検認が必要。