契約書

契約書

2人以上の当事者の相対する意思表示が合致することによって成立する法律行為を契約いいます。契約を取り交わした場合には、後々の言った、言わないなどのトラブルを避けるために多くの場合は契約書を作成しますが、契約書の内容を疎かにすると契約が無効になったり。自分の本位ではない契約を締結してしまうなどのトラブルになり場合があります。

様々な契約書

契約書には、契約の内容や形式などによって様々な種類や様式のものが存在します。代表的なものとして、これから新たに会社などに勤める場合に使用する雇用契約書、賃貸不動産を借りる際に使用する賃貸借契約書、不動産を購入する際に使用する不動産売買契約書、お金の貸し借りやローンで物品を購入した場合に使用する金銭消費貸借契約書と普段の生活の中にも契約書は深く関わっています。

契約書を作成する場合の注意点

ビジネス以外で一般の方が契約書を自ら作成する機会は滅多にないと思いますが、例えば友人や知人にお金を貸したりする場合に借用書を作ることはあるかと思います。この借用書を例に取ると、

金貸 太郎様
 
 私、□□は、金○○万円を借用いたしました。

 平成△△年△△月△△日
             借田 金太郎 印
と作る場合も多いかと思いますが、ここで注意しなくてはならないのが、まず返済に関する事項は必ず記入します。例えば毎月末に金○万円を返済します。など、更に返済が滞った場合の対応も必要になります。次に金利について、無利子、無担保で貸す場合は別として、利息を取る場合は必ず利息率を記載します。法律上、金銭貸借で取れる金利の上限は決まっています。これを上回った利息で契約を締結しても、契約が無効になる場合があります。
借用書

金貸 太郎様

1. 私は貴殿より平成○○年○○月○○日、金弐百萬円を借り受けました。
2. 上記借金につき、平成26年1月1日限り、一括にて返済します。
3. 利息は年5%とし、毎月15日限り、その月分を支払います。
4. 遅延損害金は年10%とします。
5. 借主について、次の事由の一つでも生じた場合には、借主は期限の利益を失い、直ちに残金を一括で支払います。
(1) 利息の支払いを一度でも怠ったとき。
(2) 民事再生手続きもしくは破産の申立があったとき。


平成○○年○月○○日

(貸主)
住所 東京都□□区○○○町1−2−3
氏名 金貸 太郎   印

(借主)
住所 千葉県千葉市○○区○○○町5−4−3
氏名 借田 金太郎   印


ネットからダウンロードできる契約書の利用について

インターネット上で様々な用途にあった契約書の雛形を無料でダウンロードできるサイトが存在しています。この雛形を比較的多くの企業がそのまま使用したり、多少手を加えて利用しているのを耳にします。しかし、契約書の雛形は必要最小限のことしか記載されていないことが多く、また自社の取引の実情に合っていないのにそのまま契約書として使用すると思わぬ不利益を被るリスクがあるかもしれません。もし、その契約書をベースしたいのであれば、弁護士にチェックを依頼して契約書に潜むリスクを事前に予見し、万が一トラブルが発生した場合でも自社の不利益を最小限に抑えるようにしましょう。

契約書のチェック

個人間は勿論ですが、例え名の知れた会社と取引をすることになり、取引予定の会社から契約書の案が提示された場合、相手はしっかりした会社が作った契約書だから問題はないだろうと安易に考えたりしてませんか?勿論相手の会社は法律に反する契約内容を盛り込むことは無いでしょうが、法律に反しない範囲で相手は自分に有利な契約を結ぼうとする筈です。
契約書の中で自分が負う責任や債務が必要以上に範囲が広く重いものになっていたり、逆に相手に対して負ってもらいたい 責任や債務について明確に記載されているか、その内容が本当に妥当であるかなどを吟味する必要があります。法律に疎いから、知識が無いので、と内容をチェックしないまま契約行為を行ってしまうと、自分に思わぬ不利益を招く可能性があります。最悪の場合、莫大な損害金を支払わなくてはないないケースもありますので、もし不安であれば弁護士に相談することをお勧めいたします。