当事務所は,まず,Bのメールや日記等を不倫の証拠として,Zに慰謝料の支払いを求める通知を発し、すぐに交渉を始めました。また、少し時間を置いて、Bに対して離婚を求める通知を発し、Bとも離婚協議を開始しました。 Xはしばらくして電話に出なくなりました。 また、Bも不倫の事実を否定するなどしました。そこで、まずXを相手取って裁判を起こし、Bについては、家庭裁判所に対して夫婦関係調整調停(離婚)を申立てました。 Xとの裁判では,早い段階で裁判官から和解勧告をもらい,Xから慰謝料を取ることができました。 Xの裁判の結果もあり、Bも最終的には不倫の事実を認め、Aにとって有利な条件での財産分与の合意を得て、離婚することが出来ました。なお、子供2人の親権については、Bが親権者となり、養育費の支払い及び子供との定期的な面会交流の取り決めもなされました。 Xは,子ども2人の将来を考えると複雑な心境ではありますが,BとXから相応の償いを受けたことで,気持ちの整理がついたご様子でした。 |