解決事例2 | 離婚問題 | 東京・池袋の弁護士 須田総合法律事務所
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離婚解決事例

解決事例2

不倫をした妻とその不倫相手から慰謝料を取ることができた事例

相談内容

Aさん(40代・男性・会社員)は,妻であるB(30代・女性・専業主婦)と結婚して子ども2人をもうけましたが,Bが日中長時間自宅を留守にすることがわかり、調査した結果、BがX(30代・男性・自営業)と不倫していることを知り,今後どのように対応すべきか相談しようと,当事務所に相談に来られました。

Aさんのご希望は,Bとの離婚と,B・Xからそれぞれ慰謝料を取ることでした。

解決内容

当事務所は,まず,Bのメールや日記等を不倫の証拠として,Zに慰謝料の支払いを求める通知を発し、すぐに交渉を始めました。また、少し時間を置いて、Bに対して離婚を求める通知を発し、Bとも離婚協議を開始しました。

Xはしばらくして電話に出なくなりました。 また、Bも不倫の事実を否定するなどしました。そこで、まずXを相手取って裁判を起こし、Bについては、家庭裁判所に対して夫婦関係調整調停(離婚)を申立てました。

Xとの裁判では,早い段階で裁判官から和解勧告をもらい,Xから慰謝料を取ることができました。

Xの裁判の結果もあり、Bも最終的には不倫の事実を認め、Aにとって有利な条件での財産分与の合意を得て、離婚することが出来ました。なお、子供2人の親権については、Bが親権者となり、養育費の支払い及び子供との定期的な面会交流の取り決めもなされました。

Xは,子ども2人の将来を考えると複雑な心境ではありますが,BとXから相応の償いを受けたことで,気持ちの整理がついたご様子でした。

コメント

不倫の事実を争っている場合などは、ケースにもよりますが、証拠資料がある程度揃っていれば、まずは、不倫相手に対して請求するべきと考えています。その方が離婚条件の交渉を有利に進められるケースが多いです。本件のケースも先行するXとの裁判で不倫を認める前提として金銭の支払を受ければ、実質上不倫の事実は動かしがたいことになります。結果として、Bとの離婚条件交渉を有利に進めることができました。

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