Aさんは、大学のサークルで知り合った妻と結婚をし、一児をもうけました。 子どもの教育に熱心であったAさんと妻は子供を私立の幼稚園に入れることに合意し、頑張ってお受験を経てお目当ての幼稚園に通うようになります。 平均的な年収であったAさんにとって教育費の負担は大きなものでしたが、妻もパートをしてがんばって支えていました。 いざ幼稚園への通学が始まると、度重なるママ友会に妻は頻繁に参加するようになりました。 そのため、世帯収入が少なくなる一方で、妻の出費が増えてきます。 このあたりから夫婦仲はぎくしゃくしたものとなりました。 心が荒んだAさんは職場の後輩と不倫をはじめるようになり、徐々に妻の存在が疎ましく思えるようになります。 Aさんは後輩と結婚することを意識して、離婚話を妻にもちかけるようになりましたが、妻は「生活費を入れて、学費を出してくれていれば不倫しようが何しようがかまわない」と離婚を拒絶します。 Aさんは一人暮らしの後輩の家で寝泊りをするようになり別居状態に陥ります。 2重生活に金銭的な面から耐えかねたAさんは、本気で離婚をしたいと考え、当事務所の弁護士による相談を受けることを決意します。 |