Bさんは夫の子を妊娠したと同時に結婚をしました。 結婚前にはわからなかったのですが、夫の実家は新興宗教を信じており、子である夫も宗教行事などに参加をしていました。 結婚にあたって新興宗教の様式に沿った結婚式を強制されたBさんはとても嫌な思いをしましたが、子供のためには仕方ないと我慢をしていました。 Bさんは結婚前に親が亡くなり相続を受けていたことを知っていた夫は、自分の給与所得をほとんど家計に入れることはしてくれず、おまけに出産費用等などは、すべてBさんの相続した財産から出しているような状況でした。 しばらくして、夫の両親が定年を迎え、仕事がなくなると、Bさん夫妻にお金の無心をしてくるようになりました。夫は、夫両親のいいなりでお金を拠出し、それらのうちのほとんどが新興宗教とのつながりで使われてしまっておりました。 夫が払いきれないときはBさんに無心をするようになり、Bさんはいよいよ離婚を考え始め、当事務所に相談することとなりました。 |